こんにちは、ぶろんじんです。
今日の話題はアトピー性皮膚炎に関わるタンパク質EPAS1についてです。
アトピー性皮膚炎になっている方は、湿疹やかゆみの苦しみが最も多いのではないでしょうか?
そのかゆみに対する薬の開発が期待できるということです。
このEPAS1ですが一体どんな働きをするのかとても気になるのですが、新しい薬の開発につながるのでしょうか?
一緒に見ていきましょう。
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EPAS1はアトピー性皮膚炎の発症に効果は?
今回発見されたEPAS1とはどのようなもので、どのような働きをするのでしょうか?
まずEPAS1はタンパク質の一種なんだそうです。
これを発見したのは九州大学生体防御医学研究所の福井宣規教授や大学院医学研究院の古江増隆教授らによる研究グループです。
このEPAS1はかゆみを起こす物質ができる過程で、とでも重要な役割を担ているとされます。
それはアトピー性皮膚炎でかゆくなる成分である”IL-31”が作られる上で、深く関わっているのです。
免疫細胞のヘルパーT細胞によって作り出されたIL-31がかゆみを引き起こします。
引用元:http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1701/10/news122.html
ですが今まではどのようにして造られるかが分かっていませんでした。
それが今回の研究によってIL-31が造られる仕組みが分かっということですね。
ということはこの研究を続けることでかゆみの原因を取り除くことができるかもしれないと言うことです。
かゆみの原因を元から絶つことが可能になる日が早ければ良いですね。
特に小さい子供さんが、かゆみに耐えられずにかきむしっているのはとても可哀想で見てられません。
できることなら何とかしてあげたいのですが、何もしてあげられない現実…。
本人はさぞかし辛いことでしょう。
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アトピー性皮膚炎の新薬開発と完治できるか?
現在、日本にはアトピー性皮膚炎の患者さんが30万人以上もいます。その傾向としては30歳以上の人の割合が増えてきているのだそうです。
この病気はもともとアレルギー体質だったり、皮膚が弱い人が炎症を起こします。治療をしても改善と悪化を繰り返し治りにくいとされています。
その中でも多い症状は湿疹とかゆみですが、研究の結果このかゆみの仕組みがわかってきました。
ですので今後も研究が進めば治療するための新しい薬を作ることが可能になりそうです。
かゆみで苦しんでいる患者さんにとっては期待ができますね。
完治するのも近い将来と言えるでしょう。
その研究者の方はこんな事をおっしゃっています。
アトピー性皮膚炎の病態を解明したいという私達の思いが、ようやく実を結びました。新しい治療薬の開発につながることを期待し、今後さらに研究を進めて参ります。
この成果でアトピー治療が大きく前進したと考えてもいいのではないでしょうか。
さらに今後も研究が進められることによって、一日でも早く薬ができることを願っています。
また現在の治療方法は大きく分けて3種類になります。
塗り薬で免疫反応が過剰になるのを防ぎます。また飲み薬は免疫反応をおさえるだけでなくかゆみ止めとしても飲まれます。
その他にも皮膚が乾燥して症状が悪化するのを防ぐために保湿剤も使われています。
まとめ
今回はアトピー性皮膚炎に関わるタンパク質”EPAS1”についてでした。
研究というものはとても地味で根気が必要なものです。
そして、極めていかないと結果がでないのも事実です。
この研究によって多くの人が悩み、苦しんでいるアトピー性皮膚炎が消える日が来るのではないでしょうか。
まだ研究段階ではありますが、薬ができる事によって新しい治療の道が開けるでしょう。
今までの問題が解決されて、一人でも多くの患者さんが健康な毎日を送れることを願ってやみません。
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