こんにちは、ぶろじんです。
今日の話題は仙台にあるさくら野百貨店を経営する「エマルシェ」が自己破産したというものです。
この百貨店は仙台駅の前にあり、地元の方や仙台に行かれたことのある方はよくご存じだと思います。
すでに自前店は閉店しているものの、テナントはまだ営業を続けているようですね。
そこで気になるのが再開はあるの?現在のテナントは?他のお店は大丈夫かという点ですが、どうなるのでしょうか?
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さくら野百貨店(仙台)が自己破産で閉店!
仙台駅前に位置するさくら野百貨店(仙台店)を経営するエマルシェが自己破産しました。
2月27日に仙台地方裁判所に申請して破産手続きを開始し、負債額が31億円になるとのことです。
エマルシェは東日本大震災の被災によって資金繰りが悪化しており、賃料未払いで地権者から建物明け渡しの訴訟まで起こされていました。
そこにテナントの撤退で資金繰りが行き詰まる形になりました。
2月26日には自前店はすでに閉店、従業員も全員解雇となっています。
皆さんの今後が気になりますね。
心配しかできないですが…。
ですがテナントだけはまだ残っているようです。当面となっていますが、いつまで営業が続くのか現時点ではわかっていません。
そのテナントですが、
1階=ドコモショップ、楽天モバイル、伊藤豆屋、さくら野チャンスセンター、
2階=H&M、ゼクシィ、
4階=ニットソーイングクラブ、
5階=ICI石井スポーツ、
6階=エルセーヌ、
6階・7階=ブックオフ。
この仙台店は1946年に雑貨店として開業、社名も何度が変更されており、
- 丸光合名会社
- 百貨店連合(1978年)
- ダックシティ(1985年)
- ダックビブレ(1998年)
- さくら野百貨店(2002年)
- エマルシェ(2010年)
というように引き継がれてきていますが、百貨店としては70年以上の歴史があり老舗といえるでしょう。
過去には2001年にダックビブレが破綻しますが、2002年にはさくら野百貨店仙台店としてオープンしています。
ここでしっかり復活できていたのにとても残念です。
2006年2月期の売り上げが193億2600万円に対し、2016年2月期の売り上げは79億3900万円といいますから60%近く減少しているんですね。
これだけ売り上げが減ってはダメージは相当大きかったことでしょう。
安藤俊社長のコメントでは
「ご迷惑をお掛けするお客さま、お取引先さまに心からおわびを申し上げます。70年の歴史のあるさくら野百貨店仙台店をこのような形で閉じることについては痛恨の極みというほかありません」
となっており、残ったテナントも閉店となる可能性が高いと思われます。
今後の動きが気になりますね。
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他店への影響や再開はある?
ではこの影響で他店は問題ないのでしょうか?
実はエマルシェが経営するのはさくら野百貨店仙台店のみであり、他の店舗には影響がないものと思われます。
今回、閉店となった理由は売り上げの悪化が原因ですが、郊外や近隣店舗の影響とされ4期連続の赤字になっています。
もし同社が他の店舗も経営していたとなると、負債金額からして1店舗だけの閉店で済まなかったかもしれません。
残った店舗は
- 青森本店
- 弘前店
- 八戸店
- 北上店
の4店舗となります。
こちらの影響はないみたいですね。
ここで気になるのが、閉店となる仙台店の再開ではないでしょうか?
現在、株式会社さくら野百貨店(3代目)が4店舗を経営しており、もしかしたら…という展開に期待しているのですが、今後の動きに注目したいと思います。
あくまで希望と可能性になりますが、再開できるように支援してくれることを願いたいですね。
お店が再開すればお客さんも喜ぶとは思うのですが、現実として経営的に厳しいのかもと考えてしまいます。
ですが、仙台三越の渡辺憲一社長にコメントにもあるように
「仙台には百貨店文化が残り、3社が競合している状況は望ましいと考えていた。それだけに今回の決定は寂しい」
といいますから、もう一度立ち直って欲しいところです。
まとめ
今回は仙台にあるさくら野百貨店を経営する「エマルシェ」の自己破産についてでした。
企業だけでなく個人でも自己破産する人はとても多いんですね。
年間数万人とも言われており、皆さんいろんな事情で借金をしてしまったのでしょうが大変だと思います。
幸いなことに私は借金もなく…というか怖くて借金ができない性格ですが、やはり気をつけたいですね。
借りるのは比較的簡単にできる世の中ですけど、なるべくしないように十分注意したいと思います。
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