こんにちは、ぶろじんです。
今日の話題は自動運転の実用化についてです。
あなたは車の運転をなさいますか?運転する方は多いと思います。
最近は運転者の数が減っているそうですが、その割に渋滞は減りませんけどね。
そんな中で車の自動運転の実用化について、現実味が帯びてきています。現在、自動車メーカーも開発を続けてはいますが、まだ完全自動化には至っていません。
では本当に実現するの?いつ?など気になりますよね。
そこでいつものように調べてみましたので、見ていきましょう。
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自動運転の実用化の時期はいつ
まず気になるのがいつになったら実用化するのか?と言う点です。
現在自動車メーカーにおいても開発段階と言えます。と言うものの実際には全てではありませんが、自動化運転ができるようになっています。
これはアメリカのテスラモーターズによるものですが、動画をみるとものの見事に運転をこなしています。
これをみる限りではもう完全自動化と言えるレベルまできているようにも思えます。
なおテスラ社は2017年の実用化を目指しているそうです。
そんなにレベルの高い状態まで開発が進んでいる自動運転ですが、完全実用化するにはまだ問題があるのです。
その問題とは現時点で日本では完全な自動運転が許可されていません。そして”自動運転”ではなく”運転支援技術”と認識されているからのようです。
つまり使い方が限定されいるということです。
これについては国土交通省が定める規定に従う必要があります。
それによると、
運転者は、その機能の限界や注意点を正しく理解し、機能を過信せず、責任を持って安全運転を行う必要があります。
とまっています。
つまり”お任せしてはいけない”ということです。
自動化運転については日本のメーカーも研究を続けていますし、国の「戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)」の一つにもなっています。
また現在各国が基準としているのは米国運輸省・NHTSA(国家道路交通安全局)が定めた内容に沿っており、レベル0~レベル4までの5段階に分けられています。
ですが現状はレベル2の段階になったばかりであり、本当の自動化運転は許可もされていな状況です。
レベル0:“非自動化”=人間が常に運転操作を行う
レベル1:“補助”=加減速かハンドルの一部機能を自動化
レベル2:“複合的な自動化”=加減速とハンドルの両機能を自動化し、コンピュータの判断を超えた場合に人間が運転する−−−(ここより下は運転の責任をシステムが負う)−−−
レベル3:“条件付きの自動化”=コンピュータが常時運転し、故障や凍結路面など難しい条件の時のみ、システムの要請で人間が操作する。自動運転中は人間が交通を監視する必要がなく、セカンドタスクが許容される
レベル4:“完全自動化”=いかなる場合でもシステムが運転操作を行う
またSIPの掲げる目標として、
- 2020年代前半でレベル3を市場化
- 2020年代後半で完全自動走行システムの市場化
とされています。
現在はこの目標に向かって政府だけでなく民間企業も取り組んでいるところです。
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事故や違反の可能性と責任は誰が取る?
では事故や違反の時の責任は誰が取るのかと言うことになりますねよね
現在の状況はレベル2なのですが、規格によりますとこのレベルまでは運転者の責任になります。
また実際のところ国土交通省も自動運転として認めていません。
なのでもし事故や違反をしたとしても、全てあなたが責任を取らないといけないのです。
ですがレベル3になり国が自動運転を認めることで、こんどは自動車メーカーや設計者の責任となります。
つまり完全自動運転で乗っていた場合、あなたには責任はありません。
ですが、気になるのはレベル3の”システムの要請で人間が操作する…”場合です。その時に事故や違反があるとあなたの責任になります。
でもこれって都合が良いと思いませんか?
もし眠い時やくつろいでいるときに急に”運転変わって”とか言われたらできますか?
難しいように思えますが。
これがレベル4になると”いかなる場合でも…”となっていますので、この段階で初めて完全自動化になったと言えるでしょう。
富山─東京間 オートパイロットのテスラで600km https://t.co/ZdIoluv99j #日経トレンディネット
— テスラ ジャパン (@teslamotorsjp) 2017年1月12日
今後、レベル3が実現してさらにレベル4も実現したとなると、本来の目的である事故は減るのでしょうか?
2016年5月にテスラ社の車に乗っていた人が亡くなるという事故が起きています。
事故はオートパイロット・システムによってスピードがオーバーしていたことがわかっています。
ですがそれが原因とは断定されおらず、報告書にも記載されていないのだそうです。
なんともスッキリしない終わり方ですね。
原因が断定できなければ、改善策をどうとるのでしょうか?また同じ事故が起きる可能性があるということになりそうで怖いです。
やはりレベル4にならないと期待できそうにないですね。
それでも”事故や違反についても絶対にない!”とは言い切れないのではないでしょうか?
車が動く限りは100%はないと思います。
まとめ
今回は自動運転の実用化についてでした。
時代がかわり新しい技術が開発されると、どんどん便利になっていきます。車の自動運転によって交通事故が減ってくれればと思っています。
半面、技術の進化によって運転する楽しみまで奪われてしまうのかな?なんて考えてしまいます。
何だかそれも寂しい気がしますが、もしも急に具合が悪くなった時などは役立ちそうですね。
そう考えると早く完全自動化して有効に使って行きたいものです。
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