こんにちは、ぶろじんです。
今日の話題は神戸空港の規制緩和についてです。
飛行機によく乗られる方の中には、神戸空港を利用されている方もいらっしゃると思います。
ところが現在はさまざまな規制があり、利用者が伸び悩んでいるといいます。
今回、その神戸空港の運営権が神戸市から譲渡されるにあたって、この規制が緩和される可能性がでてきました。
そこで譲渡先や、実際にそうなったときの問題点などについて、考えてみたいと思います。
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神戸空港の運営権を関西エアに売却!
関西には神戸空港の他にも関西国際空港と大阪(伊丹)空港がありますから、国内だけでなく海外に行く際にもとても便利だと思います。
この中で、神戸空港については一つの問題があがっています。
それは、空港利用者の減少です。
実際に利用されている方も感じているかもしれませんが、2007年が297万人と最高を記録しました。
ですが、その後は減少し続け2015年には253万人となり、40万人以上も少なくなっているんです。
でも、神戸空港は交通の便もいいですし、新幹線やポートライナーを使うと便利ですよね。
実はその神戸空港ですが、運営権が売却されるというのです。
現在は神戸市が管理してしますが、関空や大阪(伊丹)空港を運営する関西エアが候補にあがっていますが、神戸市側の希望だと言われています。
その理由は現在の関空は利用者の増加が関係しており、それを補う役割を神戸空港に持たせる目的があるようです。
確かにそうなれば、神戸空港の利用者も増えて活気づいてくれるでしょう。
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神戸空港の制限緩和の問題点と24時間化は?
そうは言っても、現実にはクリアしないといけない問題があります。
それは運用時間や発着枠などの規制です。
運用時間については現在午前7時~午後10時までの15時間に制限されており、1日の発着枠は30往復(60回)となっています。
では関空はどうなっているのか比較してみましょう。
- 24時間運用可能
- 2016年実績は国際線も含めると17万7千回(1日当たり約480回)
- このうち国内線は4万7千回(1日当たり約130回)
ちなみに大阪(伊丹)空港の場合は13万9千回ですから、1日当たり約380回です。
これらと比較するとずいぶんと少ないですね。
だからと言って簡単に緩和できない理由だあります。それは大きく次の3点でなないでしょうか。
- 空港付近への騒音問題
- 空港施設の整備(滑走路、空港内施設や機器類)
- 安全性(関空と非常に近い)
これらのことを考えると、簡単に緩和できないのが現実だと思います。また緩和するにも十分な検討が必要になります。
ですから、神戸空港が関空の機能の一部を担うのはすぐに実現できる話ではないような気がします。
だいいち、空港近隣の騒音ってものすごいですからね。
これは住んだことのない人には理解できないと思います。
それを仮に関空同様に24時間運用可能な環境を求めるのは、困難な状況と言えるでしょう。
まとめ
今回は神戸空港の規制緩和についてでした。
空港を利用する者にとっては便利でありがたい施設だと思います。でもそれを維持するためにはどこかで誰かに負担をかけることになります。
普段はあまり意識せずにいるかもしれませんが、当事者にとっては深刻な問題なのは当然です。
私も以前に経験したのですが、ある施設の問題で地元に反対運動が起こったことがあります。
今回の規制緩和にしても、神戸空港と関空、さらには大阪(伊丹)空港の3空港を合わせて十分に議論してくことが必要なんでしょうね。
結果だけを急ぐのはとても危険だと思います。
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