こんにちは、ぶろじんです。
今日の話題は2つの水族館がJAZAを退会したことについてです。
JAZAとは日本動物園水族館協会のことを指します。
水族館が協会と離別するのは、よほどの事情がないかぎり通常ではあり得ないことですが、
その理由について考えてみましょう。
また、その原因となったイルカ追い込み漁についても調べてみました。どういったものなのか見ていきましょう。
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2つの水族館がJAZAを退会する理由とは?
まず3月31日付けでJAZAを退会となった2つの水族館についてです。
それは新江ノ島水族館と下関市立しものせき水族館「海響館」になります。
新江ノ島水族館は神奈川県藤沢市片瀬海岸の湘南海岸公園にあり、2004年に開館されて当時は江ノ島水族館と呼ばれていました。
一方の下関市立しものせき水族館「海響館」は2001年に開館となっており、ともに10年以上に渡って営業を続けています。
行かれたことのある方も多いことでしょう。
ではなぜJAZAから退会となったかと言うと、追い込み漁によって捕獲されたイルカの購入を禁止したことに反発したからです。
その理由として新江ノ島水族館は
「鯨類の繁殖研究を続けるには、地元の太地いさな組合などとの関係を維持する必要がある」
そして海響館は
「追い込み漁は合法で、禁止するJAZAの方針を容認できない」
としています。
つまりJAZAとの考えの違いを明確にしたわけです。
ではなぜJAZAがこのような判断をしたかというと、2015年に世界動物園水族館協会(WAZA)から追い込み漁は残酷という理由で会員の資格を停止されたからです。
ですがWAZAから離脱することを避けるために、追い込み漁禁止という立場をとっています。
ところでJAZAって何をするところなのか疑問に思われた方もいらっしゃると思います。
その役割は、
- 種の保存…希少な動物に生きるための場を与える
- 教育・環境教育…生き物を生で見ることで生態を理解してもらう
- 調査・研究…飼育しながら生態を研究して数を増やす
- レクリエーション
の4つを上げています。
それと同時に生き物の保護をしており、不正輸入された動物を預かることもあります。
つまり動物を守っていくための活動をしていると言えますね。
これらのことを全国の約150の動物園や水族館と一緒におこなっているのがJAZAになります。
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イルカ追い込み漁は残酷なのか?
ではイルカ追い込み漁は残酷なのでしょうか?
ですが、その前になぜ漁をするか知っておきましょう。
和歌山県のホームページによりますと、
イルカ漁は紀南地方の重要な産業であり、地域の伝統文化であるだけでなく、自然資源の科学的な管理および利用に基づいています。
という考えのもとで追い込み漁がおこなわれているようです。
詳しく知りたい方は和歌山県のホームページを読んでみてください。
ただ実際問題としてそんなに単純ではなく、もっと複雑な背景があると思っています。
さて本題ですが残酷かどうかです。
その答えを出すにあたって、よく考えてみてください。
私たちは生きていく上で、他の動物の命をもらっているんです。牛、鶏、豚などの命だってもらっているんですよ。
そして一体どんな処理をして肉になっているかご存じですか?
また、それを見たことある人はどれくらいいるでしょう。もし見てしまったら食べられますか?
ほとんどの方が知らない世界だと思います。
ですが、イルカ追い込み漁はその様子がメディアによって、世界中に拡散されてしまいました。
それを見た人たちがかわいそう、残酷と言っています。
それなら、牛はかわいそうではないのですか?ビックリするくらいきれいな瞳をしていますよ。
豚は醜いと思いますか?冗談じゃありません。
ちょっと熱くなってしまいましたが、もっとよく考えてもらいたいんです。
かわいそうな動物とそうでない動物の違いも知りたいところです。
あなたならどう思いますか?
どんな考えをもっていますか?
水族館や動物園にいる生き物に対して、かわいそうという感情を持っている方って少ないかと思います。
それはなぜかも良く考えてみてください。
まとめ
今回は2つの水族館がJAZAを退会したことについてでした。
この世の中には簡単に片づけられないことがたくさんありますね。
もめごとの大きな原因は考え方が違うからなんですが、そこには文化や生活が深く関わっています。
当然意見が分かれたりぶつかったりすることが起こります。さらにエゴや感情まで入り込んでくるとややこしくなってきます。
でも私たちは、今までに多くの問題を解決してきましたし、本来はそれができる生き物なんですよね。
なのでこういった問題も、理解し合えるように進展してくれるものと信じたいです。
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